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病院のご案内

ごあいさつ

開業当時の生田病院

開業当時の生田病院

当院は川崎市生田の地に開院以来、約60年にわたり精神医療の分野で地域医療に取り組んでまいりました。
時間と共にめまぐるしく変化している精神医療の現場においても、現代社会が抱える様々なストレス、そこから発する心の病等の多種多様なケースに適応し、治療から社会復帰支援まで地域に根差したトータルサービスが求められています。

そのような中で当院は通院、入院治療、地域連携、またデイケアプログラムによる退院から社会復帰支援まで患者様を全面的にサポート致します。

また、グループ内に訪問看護ステーション、認知症グループホームを設け、より皆様のニーズにお応えすることができるよう連携を強化し、皆様から安心と信頼を得られる施設になるよう取り組んでまいります。

院長あいさつ

新しい年を迎え、例年に増して「今必要とされる精神科医療とは何か」を改めて考えさせられています。
昨年に始まったコロナ禍により、全世界がこれまでの常識が通用しない事態に陥り、我々は混乱と混沌の中に突然引きずり込まれてしまったかのようです。
環境の激変から、いわゆる「コロナうつ」から不眠症や不安障害になられる方、経済的困窮や先行き不安から自らの命を絶つ方も増えて来ているのが現状です。
これらにも当院は精神科専門病院として積極的に対応して行かねばならないと考えております。
当初この感染症は早期収束の期待もあったのですが、下火になったと思うと何度も襲い来ては更に大きくなる感染の波に(これが今後もずっと続いてしまうのではないか)と諦めにも似た気持ちが拡がりつつあるようにも感じます。
無症状から感染力を持ち、誰に感染させてしまい誰が重症化もしくは様々な後遺症に陥るのかも分からない得体の知れない敵と対峙している状況下で、通常の精神医療と感染予防とを並行して行わなければならず、我々医療者側も常に緊張を強いられる状況が続いております。
特に当院のような入院施設がある病院では集団感染のリスクが非常に高いため、患者様のみならず従業員や来訪者様の健康チェックは欠かせません。また病棟での面会も昨春から禁止させて頂くなど、患者様と御家族様におかれましては長きに渡り大変な御不便と御迷惑をお掛けしております事をお許し下さい。
高齢者や認知症の患者様も多数入院されておりますため、万一に備え、ワクチンが行き渡るなどして感染状況の改善が見られるまでは上記対策を継続とさせて下さい。
また本年1月より外来待合の混雑緩和のため、外来診療は時間予約制に変更とさせていただきました。
まずは患者様の健康と生命を守るため、「完全」はあり得ませんが出来る限りの対策を取らせていただきますので皆様の御理解と御協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
         

令和3年正月 院長 岡田昇

略歴
平成7年 島根医科大学卒業
平成7年 横浜市立大学付属病院 研修医
平成9年 医療法人研水会 平塚病院 常勤医
平成14年 国立病院機構横浜医療センター 精神科・心療内科医長
平成15年 医療法人新光会 伊豆函南病院 診療部長
平成21年 医療法人森と海 メンタルホスピタルかまくら山 院長
平成27年 大船すばるクリニック
平成29年4月 医療法人新光会 生田病院 院長